2013年11月10日日曜日

神経回路網の数理



 甘利さんが1978年(脂の乗った40代)に書いた少し古典(?)。内容は統計神経力学、神経場理論、学習理論の3本柱の数理モデルとその考察。

 甘利さんはやっぱり頭がいいんだと、再認識させられる。僕でも分かるほどシンプルなモデルなのに、おーおーなるほどそうかも気付かされる。オイラーの公式が美しいと言ってる数学者達の気持ちが少しわかる気がする。上手く表現できてないけど、とにかく頭いい。

 実験でも理論でもそうだけど、いい研究というのは、本質的なもの数個だけを残して他はギリギリまで削ぎ落としてシンプルな系になっている。多分そこまでしないと人間の頭では理解できないのだろう。

 ちなみに、利根川さんは系(海馬、fear conditioning、免疫はよく知らない)もシンプルだけど、それ以上に問題設定とコントロールの置き方が秀逸だと思っている。

 問題設定(仮説)、実験系、コントロール、にどこまで鋭利に考えられるか、削ぎ落とせるかが勝負な気がする最近。言うは易し行うは難し、だな。

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